2.眠る努力が睡眠の妨げになる
みなさんにも経験があると思いますが、
遠足の前日やいつもより
早く出かけなくてはならない出張の時など、
前日は普段より早めにベッドに入り眠ろうとするのですが、
なかなか眠くならない。
それどころかいつもより目が冴えてしまい、
普段の就寝時間をすぎても眠くならず、
身体の向きを変えたり、ひつじの数をかぞえたりと
いろいろ努力はしますが、
焦れば焦るほど目が冴えてしまう。
そうこうして、出かけるまであと3〜4時間となり
「こうなれば、もう朝まで起きていてやれ」と開き直ったら、
いつのまにか寝ていた。
ということがあるはずです。
これは、眠ろう眠ろうと努力することにより、
逆に意識が覚醒されてしまうことが原因です。
人は意志のチカラでは眠ることはできないようになっています。
そして、人は眠ろうとする一種の脅迫観念から解放されることで、
はじめて上質の眠りを手に入れることができるのです。