35.体内時計はリセットできる
人間の体内時計は25時間であり、
地球の自転とは1時間ずれていると前記しました。
1日1時間もずれてしまうと、体調を損なってしまわないかと
心配になる方もいるでしょう。
でも安心してください、
実は人の身体はその体内時計をリセットする機能を備えているのです。
何をするのかと言えば「朝日を浴びる」という簡単なことです。
朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、
目を覚ますことができます。と、
同時に起きていられる時間もリセットされるのです。
これは夜、睡眠をとるためにもとても有効なことになるのです。
体内時計を形成するものでメラトニンがあり、
これは脳の奥に分泌されて眠りに導く作用があります。
この分泌量が光によって増えたり減ったりします。
明るさが3000ルクス以上だと分泌は制御され
500ルクス以下で分泌がはじまります。
よって、晴れた日の太陽は10000ルクス以上ありますから
、
陽を浴びることでメラトニン分泌は抑えられるのです。
そして雨の日でも5000ルクスはありますから、
どんな天気の場合でも朝日を浴びてメラトニンを抑え、
身体をリセットすることができるのです。
ですから休日といっても、あまり遅くまで寝ていないで、
きちんと時間に起きて朝日を浴びて
体内時計をリセットすることが大切なのです。