40.夏の暑さと冬の寒さ
睡眠には頭が涼しく、足が暖かい状態が良いとされています。
しかし、実際には身体をコントールしているのは脳です。
ですから室温を全体的に調整しなくとも、
脳へ向かう血管を冷やしたりすることも有効です。
例えば、首すじに保冷マットや氷まくらなどを巻くと
ひんやりして気持ちがいいです。
そして夏は汗をかきますから、
掛布団はできるだけ通気性の良いものを選んだほうがいいです。
ただし、冷やせば良いというものでもありませんので
この辺は気をつけるようにしてください。
また冬などはアンカや電気毛布などを使って足を暖めると
眠りやすくなりますが、
だからといって靴下をはいて寝ることはやめましょう。
なぜなら靴下は外に逃げようとする熱をためてしまい、
靴下の中で汗をかいてしまい、
その汗が明け方に冷めて足が冷えすぎてしまうからです。
敷き布団はできるだけまめに干してください。
人は一晩でコップ1杯の汗をかきますが、
敷き布団は掛布団と違い、
あまり水分が蒸発しませんから湿りやすく
布団の湿度が上昇してしまい眠りにくくなるためです。