45.身体を疲れさすことも大事
睡眠は脳を休めることと身体を休めることの
2つの目的があります。
現代人は多くの情報量をこなさなければならず、
脳は疲れやすい傾向にありますが、
逆に身体はあまり使われない状況になりつつあります。
電車、バス、タクシーなど便利な交通手段、エレベータ、エスカレータ、
歩きやすい道路など、人にやさしい環境は言い換えれば
身体が疲れない環境となります。
子供の頃の遠足や運動会など、おおいに身体を使った時は、
夜はぐっすり眠れましたね。
脳が疲れていなくとも身体を休息させるために眠くなりますから、
良い睡眠のためには日常生活も身体を動かせる環境を
つくり上げていくことも大事です。
エレベータではなく階段をつかう、いつもよりやや早足で歩く、
時々全身に力をいれてみるなど、
自分で考えてみたらいろいろ出てくると思います。
運動不足による新陳代謝と心肺機能の低下に加えて
消化の悪い動物性タンパク質の食事が多くなると、
夜寝にくくなり朝は目覚めにくくなります。