前述したように、

最近の睡眠薬は以前のものと違い

常習性や安全性が高められています。

だからといって、常用を続けていって良いということではありません。

人間は心で動く動物なので、

睡眠薬があれば眠れるという暗示にかかりやすいのです。

これは逆にいえば睡眠薬がないと眠れないという人に

なってしまうということです。

今まで何度も説明してきたように、

こうすれば眠れるという生活スタイルをきちんと作りだせば

充分睡眠薬に頼らずに眠ることができるはずです。

あなたの生活スタイルの中に「睡眠薬」という項目を入れないこと

が大事なのです。

もちろん、絶対に服用してはいけないということではなく、

きちんと医師に相談してきちんと服用をすることで

不眠症を最短で克服することができますから。

そしてたとえば不眠の原因が職場の対人関係であったのなら、

根本を解決することが優先するべきことです。

睡眠薬は万能ではありません、

自分の心のもち方こそ睡眠の万能薬になるのです。