51.病気による不眠症/夜中に何度もトイレに行く
排尿を促すことを利尿といいますが、
寝ている時は脳下垂体から抗利尿ホルモンが分泌されるので
朝までトイレに行かなくてもすむのです。
それでも寝ている間は尿はつくられますから、
膀胱がいっぱいになると(0.4〜0.5リットル)
トイレに行きたくなり目が覚めます。
寝る前に水分を取り過ぎたり、
ビールをたくさん飲んだりすると
健康な人でもトイレのために目が覚めます。
これの対策は単純に飲むことを制限すれば良いだけです。
しかしそうでない場合があり、
前立腺肥大症になると一度に出る尿量が少ないため
すぐに膀胱がいっぱいになってしまい
何度も排尿することになります。
同様に前立腺ガンもあり、症状もとても似ています。
残尿感や排尿の勢いが弱くなったと感じたり、
力まないと排尿できなかったりした場合は
早急に医師に相談してください。
また膀胱炎や尿路感染症の場合でも
起こりえる場合があります。