7.一日は正確には24時間ではない
日はのぼり、日はしずむ。
人間や動物のほとんどが、
活動時間を太陽の光がのぼっている間にしています。
そして日没から夜明けまで、彼らは休息時間としています。
人の眠りはこの休息時間=地球の自転周期に合わせて決められていて、
このことを「サーカディアンリズム」と呼びます。
サーカディアンリズムはラテン語で、
おおむね一日のリズムという意味です。
みなさんご存知なように地球の自転周期は一日が24時間に対して、
サーカディアンリズムは25時間であって、
実に1時間のズレがあるのです。
このサーカディアンリズムが発見されたのは、18世紀後半で、
これにより生物には体内時計があるということが発見されたのです。
その後、この体内時計は1日が25時間の周期であるということがわかり、
この25時間周期を体内時計と呼ぶようになりました。
この体内時計によって、
もともと人や動物はプログラムされているのです。
また、大脳をクールダウンするように、
人間は起きてから15〜16時間たつと自然に眠くなるようになっています。
そのことを
「ホメオスターシス(恒常性維持)」と呼ばれています。