8.睡眠の必要性
私たちは、人生の約1/3を睡眠に費やしているとよく言われます。
では、眠りの役割とは具体的にはどんなことなのでしょうか。
人の脳は幼児から幼児期にかけて、
急速に発育するようになっています。
この発育に不可欠なのが睡眠なのです。
また、脳の発育が進んでからも、その状態を維持するためには、
やはり睡眠が必要となります。
仕事や勉強をする上で、
ついつい睡眠時間を削ってまで頑張ることがありますが、
眠らないで作業することは
脳の能率はどんどん低下していきます。
記憶力なども著しく低下します。
このことからもわかる、良い仕事・効率の良い勉強を行う為には、
良質な睡眠時間をきちんととることが大事なのです。
また、「寝る子は育つ」のことわざ通り、
睡眠中に出される成長ホルモンは、
子供の発育に不可欠なものです。そして成人になってからも、
新陳代謝を促し健康を保つためには睡眠はとても大事です。
すべすべの肌、つやつやな髪、
元気な歯などは睡眠から作られるといってもいいでしょう。
また睡眠不足は風邪などの病気にかかりやすくなります。
それは、自律神経のうちの交感神経の緊張状態がつづき、
顆粒球が増える為です。
また、免疫力を構成する副交感神経とリンパ球の、
リンパ球が少なくなるからです。