9.日本人の睡眠時間はどれくらいか
厚生労働相の調べで、
日本人の睡眠時間についてもっとも多かったのが
「6〜7時間」全体の37.2%をしめました。
次に「7〜8時間」23.5%、
「5〜6時間」23.2%、
「8〜9時間」7.5%、、、、。
となっています。
合計して7時間以下の睡眠時間者は65.6%となります。
いわゆる一般的に言われている8時間睡眠説より
は短いひとが実に多いことがわかります。
また、自分の睡眠による休養度を調べてみますと、
「まあ、まあ」という人が52.5%、
「充分に休養できている」が25.8%、
「あまりとれていない」が17.6%、
「全くとれていない」1.5%、
「わからない・不明」が2.5%となり、
自分の睡眠時間に不満をもっている人が
実に2割、5人に1人は不満も持っていることになります。
睡眠時間は、年齢によって変わってきます。
赤ちゃんは一日中ほとんど寝ていますが、
3−4時間ごとに起きます。
これはレム睡眠とノンレム睡眠が小さな周期で訪れているからです。
こうした一日に何度も眠ることを「多相性睡眠」と呼びますが、
それが大きくなるに従い夜にだけ眠るようになってきます。
この一日に1度だけ眠ることを「単相性睡眠」と呼びます。
その睡眠時間は10歳から成人、壮年期ぐらいまでは、
レム睡眠〜ノンレム睡眠は同じようなサイクルで表れます。
また、高齢になってくると、
脳内の機能が低下してきて早朝に目覚めやすくなり、
昼間に少し眠ることが増え、
幼児期の多相性睡眠に逆行することが多くあります。