20.照明と睡眠の関係


人の自律神経には交感神経と副交感神経のふたつがあります。

交感神経は昼間を活動的にする神経です。

副交感神経は「消化吸収のための神経」と

別名呼ばれる日没後のための神経です。

この2つの神経が白血球の中の顆粒球とリンパ球の影響を受けて、

どちらかが有利になり活動や休息のリズムをつくりだしていきます。

人は明るいところでは、血液の白血球が増え、顆粒球も同じように

増えて活性化して、交感神経を刺激してやる気にさせるわけです。

また日没後にはリンパ球が増えて副交感神経が優位になって

ゆったりした気分にさせて、眠りに誘います。

今、私たちの日常では夜は当たり前のように照明が灯り、

家の中も蛍光灯がランランと光っていのが普通です。

しかし、この蛍光灯は明るくて読書にも最適ではありますが、

寝る前には支障となりやすいです。

睡眠に入る場合、30ルクス以上の明かりは障害になるといわれています。

ですから、

寝る前の寝室の明かりはできるだけ照度を落とす工夫をしたいです。

例えば、スタンドや間接照明などを用いて

リラックスできるような照明をつくります。

また、メラトニンという物質の分泌が睡眠の助けになります。

このメラトニンは、暗くなってからでないと体内分泌されませんから

照明を落とすことが大切なのです。


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