25.アルコールと睡眠
前述してきた入浴やストレッチで血行を良くするのであれば、
酒やビールなどのアルコールでも代わりになるような気もします。
実際に「寝酒」とい言葉もあることですし、
アルコールは眠りを誘うモノとして信じられてきました。
確かにアルコールには眠りをうながす効果がありますが、
実は問題もあります。
まずアルコールには「耐性」といって、
日々同じ量では効き目がどんどんなくなってきてしまいます。
つまり眠りのためにどんどんアルコール量が増えてきて
しまう問題があります。
また、酔って寝てしまった人はイビキをかいている場合がよくあります。
イビキをかいているのは深い眠りと思われがちですが、これは間違いです。
アルコールの入眠効果は寝入りの3〜4時間までは
レム睡眠が減って良く眠れますが、
そこからレム睡眠の割合が増えてきたら中途覚醒するようになります。
またアルコールは中枢神経を麻痺させますから、
睡眠中にいろいろな病気を引き起こすこともありますので
注意が必要です。