48.睡眠薬の種類
以前の睡眠薬はバルビツール酸系統のものが主流であり、
この系統のものは服用をつづけると同じ量では効かなくなり、
さらに服用を続けていかないと眠れなくなってしまう
という副作用もありました。
この系統の薬は大量に摂取すると呼吸困難になったり、
自殺に使われたりしていました。
次に開発されたものはベンゾジアゼピン系の睡眠薬であり、
これは現在も使われ続けています。
また、非ベンゾジアゼピン系のものも登場してきています。
この2種の登場により、
睡眠薬は耐性や依存症などが起こりにくくなり、
副作用も少なくなり安全性がかなり向上したのです。
●ベンゾジアゼピン系/
1.超短時間作用型
(半減期2〜4時間、入眠障害に有効)
2.短時間作用型
(半減期6〜10時間、入眠障害に有効)
3.中間作用型
(半減期12〜24時間、入眠障害、熟眠障害、中途覚醒、早朝覚醒に有効)
4.長時間作用型
(半減期24時間以上、入眠障害、熟眠障害、中途覚醒、早朝覚醒に有効)
※半減期は薬の効果が身体の中で半分になる時間。